運転中の腰痛は、長時間の座りっぱなしや姿勢の悪さなどが原因となります。
腰痛で辛い思いをしている方にとって、ドライブは特に辛いものかもしれません。
しかし、正しい姿勢や対策を取ることで、運転中の腰痛を軽減することができます。今回は、運転中の腰痛に悩む方に向けて、快適なドライブを楽しむための対策方法をご紹介します。
目次
運転姿勢の見直し
正しい座り方を意識しましょう
運転中の姿勢は非常に重要です。まずは、正しい座り方を意識しましょう。背中をまっすぐにし、腰をしっかりと支えるようにしましょう。
運転中の腰痛で最も原因になりやすいのが、腰椎が後弯している状態が長くつづくことです。
後弯は、後ろに背骨が曲がっている状態のことをいいます。
その状態が長く続くと背骨、特に腰のあたりにある腰椎に負担がかかります。
負担がかかることで
- 腰やお尻まわりの筋肉の緊張が強くなる
- 椎間板や脊柱管に圧迫が加わる
といった状態になります。
その結果、運転中に腰痛が出てくるのです。
運転中は、周囲の状況把握やハンドル・アクセルやブレーキ操作などに集中しているため、意識が姿勢にいきにくいのですが、正しい座り方を意識することで、腰痛の軽減につながります。
運転中の正しい姿勢とは
運転中に腰痛を防ぐためには、正しい姿勢を保つことが重要です。
まず、適切な座席の調整が必要です。
座席の高さは、足がペダルにしっかりと届く位置に調整しましょう。
背もたれはハンドルを持った時に肘が伸び切らない角度にし、腰にしっかりとフィットするように調整します。また、ヘッドレストは目線の高さに合わせ、首と頭をしっかりとサポートしてくれるようにしましょう。これらの調整によって、腰への負担を軽減することができます。
運転中の腰痛対策
適度な休憩を取る
長時間の運転は腰に負担がかかります。
ですが、定期的な休憩を取ることで、腰の疲労を軽減することができます。
運転中には、1時間に1回程度の休憩をとるようにしましょう。
長時間の悪い姿勢や、座ったままでいることは腰痛を強める原因となります。
腰痛が強くなったと感じるまえに適度に休憩をとりましょう。
クッションを活用する
腰に負担のかかる部分にクッションを使用することで、腰への負担を軽減することができます。特に、腰の下部分にクッションを置くことで、腰が過度に丸くなることを防いでくれ、正しい姿勢を保ちやすくなります。
ポジションを変える
定期的に座席のポジションを変えることでも、腰痛を避けることができます。また、運転中には腰を軽く揺らすなど、腰の筋肉をほぐす動作を取り入れることも有効です。
適度な運動を行う
運転前や休憩時には、腰をほぐすためのストレッチや筋力トレーニングを行いましょう。
腰の周りの筋肉を強化することで、腰への負担を軽減することができます。
休憩時の、腰を伸ばしたり、ストレッチを行ったりすることも腰痛の防止・悪化に有効です。
血行を良くし、筋肉の緊張をほぐすことができるため、しっかりと対策をし、筋肉の緊張がたまらないようにしていきましょう。
まとめ
運転中の腰痛は、正しい姿勢や適切な対策を取ることで軽減することができます。運転姿勢の見直しや腰痛対策グッズの活用など、様々な方法がありますので、自分に合った対策を試してみましょう。
運転中の腰痛を甘く見ていると、徐々に悪化していき、ヘルニアや脊柱管狭窄症といった重篤を疾患につながる場合もあります。そうなる前に、適切な対処を行い、体に負担のかからない状態をつくり、快適なドライブを楽しめるように、腰痛対策をしっかりと行いましょう。
それでもダメなら、体の状態を見直す必要があります。お近くの医療機関にご相談ください。
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