脊柱管狭窄症で歩ける距離が短くなった方へ|自宅で受ける訪問鍼灸 少し歩くとしびれて休む——間欠性跛行にご自宅でできること。腰痛症・神経痛として健康保険の対象です。
「少し歩くと脚がしびれて、休まないと歩けない」「買い物の途中で何度も座り込むようになった」——脊柱管狭窄症と診断された方やご家族から、よく伺うお話です。
この病気の特徴は、じっとしていれば楽なのに、歩き出すとつらくなること。そのため外出が減り、家の中で過ごす時間が増えていきます。
このページでは、脊柱管狭窄症の方が通院せずご自宅で受けられる訪問鍼灸について、丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町にお住まいの方に向けてご説明します。
1. 脊柱管狭窄症とはどんな状態か
背骨の中には、脳から続く神経の通り道である「脊柱管(せきちゅうかん)」があります。加齢によって背骨や靭帯が変化し、この通り道が狭くなって神経が圧迫された状態が脊柱管狭窄症です。
特徴的なのが間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状です。
| 場面 | 体に起きること |
|---|---|
| 歩き出して数分 | お尻から脚にかけて、しびれ・重だるさ・痛みが出てくる |
| 少し休む・前かがみになる | 症状がやわらぎ、また歩けるようになる |
| これを繰り返す | 連続して歩ける距離が、少しずつ短くなっていく |
自転車には乗れるのに歩くとつらい、という方が多いのも、前かがみの姿勢だと神経の通り道が広がるためです。
2. 歩ける距離が短くなると起きること
この病気で本当に困るのは、しびれそのものよりも生活の範囲が狭くなっていくことだとお聞きします。
- 買い物や散歩に出なくなり、家の中で座っている時間が増える
- 脚の筋力が落ち、ますます歩きにくくなる
- 人と会う機会が減り、気持ちも沈みやすくなる
- 通院そのものが負担になり、受診の間隔があいてしまう
「歩けないから動かない、動かないからさらに歩けない」という流れに入りやすく、ここをどう食い止めるかが課題になります。
💡 訪問鍼灸は、医療機関の受診をやめるためのものではありません。主治医の診療を続けながら、その合間をご自宅で支えるための選択肢です。医師の同意のもとで行います。
3. 訪問鍼灸で行うこと
まずはっきりお伝えしておきたいのは、鍼灸で狭くなった脊柱管そのものを広げることはできないということです。骨や靭帯の変化を元に戻すものではありません。
そのうえで、訪問鍼灸では次の3点を目的として施術を行っています。
腰・お尻まわりの筋緊張をやわらげる
神経の圧迫があると、体は無意識に周囲の筋肉をこわばらせて腰をかばいます。このこわばりが、しびれや重だるさを強く感じさせている場合があります。ここをゆるめることを目指します。
脚の血のめぐりをうながす
座っている時間が長いと、脚の血流が滞りやすくなります。鍼とお灸で温めながら、めぐりをうながします。
動ける範囲を保つ
施術と合わせて、ご自宅で無理なくできる範囲の運動をご案内します。歩ける距離を保つことは、この病気と長く付き合ううえで大切な要素です。
⚠️ 目的は日常生活を送りやすい状態を目指すことであり、症状がなくなることをお約束するものではありません。感じ方には個人差があり、状態によっては医療機関での再検査をおすすめする場合もあります。
4. 健康保険の対象になります
鍼灸で健康保険(療養費)が使える代表的な疾患は6つあり、脊柱管狭窄症は腰痛症または神経痛としてこの対象に含まれます。かかりつけ医に同意書を書いていただければ、自己負担は1〜3割です。
| 負担割合 | 通常1回 | 初回のみ |
|---|---|---|
| 1割 | 422円 | 654円 |
| 2割 | 844円 | 1,308円 |
| 3割 | 1,266円 | 1,962円 |
※ はり・きゅう併用(2術)に電療料を含んだ、1回・お一人さまあたりの金額です。交通費はいただきません。
📄 同じ病名で医療機関の投薬・注射・リハビリを受けている期間は、重複して保険を使えない決まりがあります。どちらを選ぶかも含めて主治医とご相談のうえ進めます。同意書の取得は当方がサポートします。
5. すぐに受診が必要なサイン
脊柱管狭窄症では、次のような症状が出た場合、鍼灸ではなく医療機関をすぐに受診する必要があります。放置すると回復が難しくなることがあるためです。
| 排尿・排便の異常 | 尿が出にくい、もれる、便が出にくいなど。緊急性が高いサインです |
|---|---|
| 股のまわりのしびれ | サドルに当たる部分の感覚が鈍い、ほてる |
| 急に進む脚の力の低下 | つま先が上がらない、階段で脚が上がらないなど |
| 安静にしていても強く痛む | 横になっても楽にならない痛み、発熱をともなう痛み |
施術の際にこうした変化に気づいた場合は、その場でお伝えし、ご家族とケアマネジャー様へすぐにご連絡します。
6. 手術を勧められている方へ
「手術を勧められたが迷っている」というご相談をいただくことがあります。
手術を受けるかどうかは、主治医とご本人・ご家族が決めることです。当方から手術をすすめることも、思いとどまるよう申し上げることもありません。鍼灸は手術の代わりになるものではありません。
そのうえで、次のような場面でご利用いただいています。
- 手術は受けないと決めて、痛みと付き合いながら生活していきたい方
- 年齢や持病の関係で手術が難しいと言われた方
- 手術のあとも腰やお尻まわりの張りが残っている方(術後の施術可否は必ず主治医にご確認ください)
🗾 丸亀市内の方へ:飯山・綾歌など市内全域対応しています。坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町にも訪問します。歩いて通うのがつらい方こそ、ご自宅での施術をご検討ください。
7. よくある質問
何年も前から狭窄症と言われていますが、今から受けても意味はありますか?
年数の経過にかかわらずご相談いただけます。目的は病気そのものを元に戻すことではなく、腰やお尻まわりの緊張をやわらげ、動ける範囲を保つことです。ただし感じ方には個人差があり、どなたにも同じ結果をお約束できるものではありません。
どのくらいの期間、続ける必要がありますか?
期間を区切って「ここまでで終わり」と決まっているものではありません。週1〜3回を目安に続けながら、状態に合わせて回数を調整していきます。ご負担に感じられた場合は、いつでも中止していただけます。
痛み止めやブロック注射を受けています。併用できますか?
お薬との併用に問題はありません。ただし、同じ病名で医療機関の注射やリハビリを受けている期間は、健康保険を重複して使えない決まりがあります。受けておられる医療の内容は初回に確認させていただきます。
歩けないのでベッドの上でも施術できますか?
できます。横向きに寝たままの姿勢で腰やお尻まわりの施術が可能です。無理に体勢を変えていただく必要はありません。
杖や歩行器を使っています。それでも受けられますか?
もちろんです。歩行が不安定な方ほど、ご自宅で受けられる意味が大きいと考えています。移動の負担なく施術を受けていただけます。
まとめ
- 脊柱管狭窄症は、歩くとしびれ、休むと楽になる「間欠性跛行」が特徴
- 歩く機会が減ると筋力が落ち、さらに歩きにくくなりやすい
- 訪問鍼灸は筋緊張の緩和・血流の促進・動ける範囲の維持を目的とする。狭くなった脊柱管を広げるものではない
- 腰痛症・神経痛として健康保険の対象。1割負担なら1回422円
- 排尿の異常・股のしびれ・急な脚の力の低下は、すぐ医療機関へ
- 効果の感じ方には個人差があります
- 丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町に訪問対応しています
通院が難しくても、あきらめる必要はありません
まずはお気軽にご相談ください
相談無料・訪問エリア確認のみでもお気軽に|香川県中讃地域(丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町)