訪問鍼灸と訪問マッサージの違い|資格・保険・対象を比較 訪問鍼灸と訪問マッサージは、必要な国家資格も保険の対象も異なる別のサービス。どちらが合うか迷ったときの目安をまとめました。
「訪問鍼灸と訪問マッサージって、何が違うの?」——ケアマネジャーやご家族から、とてもよくいただくご質問です。
名前はよく似ていますが、この2つは必要な国家資格も、健康保険が使える条件も異なる、別々のサービスです。違いを知らずに申し込むと、「マッサージもしてもらえると思っていた」という行き違いが起きることがあります。
このページでは、両者の違いと、どちらが合っているかを考えるときのポイントをご説明します。丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町で訪問サービスを検討中の方のご参考になれば幸いです。
1. ひと目でわかる違い
| 訪問鍼灸 | 訪問マッサージ | |
|---|---|---|
| 必要な国家資格 | はり師・きゅう師 | あん摩マッサージ指圧師 |
| 施術の方法 | 鍼(はり)とお灸 | 手でもむ・さする・押す |
| 保険の主な対象 | 神経痛・腰痛症など慢性的な痛み | 筋麻痺・関節拘縮など |
| 医師の同意書 | 必要 | 必要(鍼灸とは別) |
| 介護保険の限度額 | 影響しない | 影響しない |
どちらも健康保険(医療保険)のサービスで、通院が難しい方のご自宅や施設に伺う点は共通しています。違いは「誰が」「何を」「どんな症状に」行うかです。
2. 資格の違い
鍼灸とマッサージは、それぞれ別の国家資格です。どちらも「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に定められています。
▶ あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律|e-Gov 法令検索
| はり師・きゅう師 | 鍼(はり)とお灸の施術を行うための国家資格です |
|---|---|
| あん摩マッサージ指圧師 | あん摩・マッサージ・指圧を行うための国家資格です |
3つすべての資格を持つ施術者もいますが、資格を持っていない施術を仕事として行うことはできません。
💡 当方(窪田)は、はり師・きゅう師の資格で施術を行っています。あん摩マッサージ指圧師の資格ではないため、あん摩・マッサージ・指圧は行っておりません。
3. 施術内容の違い
訪問鍼灸
髪の毛ほどの細い鍼や、お灸を使って、こわばった筋肉の緊張をやわらげたり、血のめぐりをうながしたりすることを目的に施術を行います。痛みが中心のお悩みに対して行われることが多いのが特徴です。
訪問マッサージ
手でもむ・さする・押すなどの手技で、筋肉や関節にはたらきかけます。麻痺や関節が固まってしまった状態(拘縮)に対して、関節を動かす運動と組み合わせて行われることが多いのが特徴です。
4. 健康保険が使える条件の違い
どちらも、医師の同意書があれば健康保険(療養費)が使えます。ただし、対象となる症状が異なります。
| 訪問鍼灸 | 神経痛・リウマチ・腰痛症・五十肩・頸腕症候群・頸椎捻挫後遺症の6疾患が代表的です。これらに類する慢性的な痛みも、医師の判断で対象になることがあります |
|---|---|
| 訪問マッサージ | 筋麻痺や関節拘縮などがあり、医療上マッサージが必要と医師が認めた場合が対象です |
訪問での施術を健康保険で受けるには、どちらも歩行が難しいなどの理由で通院が困難であることが前提です。また、同意書は鍼灸とマッサージで別々に必要です。
鍼灸の同意書については健康保険で鍼灸を受けるための同意書の取り方、費用については訪問鍼灸の料金は1回いくら?で詳しくご説明しています。
5. どちらを選べばよいか
一つの目安として、次のように考えていただくと分かりやすいと思います。
| 訪問鍼灸が向いている方 | 腰・膝・肩などの痛みや神経痛が主なお悩みの方/お灸で温まるのが心地よい方 |
|---|---|
| 訪問マッサージが向いている方 | 脳梗塞などによる麻痺や、関節が固まってしまった状態が主なお悩みの方/手で触れられるほうが安心できる方 |
実際には、痛みと麻痺の両方を抱えている方も多く、きれいに分けられないこともあります。主治医やケアマネジャーとご相談のうえ、お体の状態に合ったほうを選んでいただくのがよいと思います。
💬「うちの場合はどちらが合う?」だけのご質問でも大丈夫です
症状をお聞きしたうえで、訪問鍼灸が合いそうか、訪問マッサージのほうがよさそうかを率直にお伝えします。鍼灸が合わないと判断した場合は、無理におすすめすることはありません。お電話の際には、「ホームページを見て、電話しました。」とお伝えください。
電話 9:00〜18:00(土日祝休み)/LINEは24時間受付
6. 当方で行うこと・行わないこと
行き違いを防ぐため、あらためて整理しておきます。
| 行うこと | 鍼(はり)とお灸による施術/ご自宅でできる運動や姿勢のご案内/ご家族・ケアマネジャーへの状態のご報告 |
|---|---|
| 行わないこと | あん摩・マッサージ・指圧(資格外のため) |
効果の感じ方には個人差があり、施術の結果をお約束することはできません。また、訪問鍼灸は主治医の診療をやめて切り替えるためのものではありません。訪問鍼灸の全体像は中讃地域で健康保険が使える訪問鍼灸とはでもご紹介しています。
🗾 丸亀市内の方へ:飯山・綾歌など市内全域対応しています。坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町にも訪問します。
7. よくある質問
鍼灸と一緒に、少しマッサージもしてもらえますか?
申し訳ありませんが、できません。当方ははり師・きゅう師の資格で施術を行っており、あん摩・マッサージ・指圧は資格外となるためです。マッサージをご希望の場合は、ケアマネジャーに訪問マッサージの事業者をご相談ください。
訪問鍼灸と訪問マッサージを両方受けることはできますか?
できる場合がありますが、症状や保険者によって扱いが異なります。同じ時期に両方を利用したい場合は、事前にご相談ください。確認したうえでご案内します。
麻痺がありますが、訪問鍼灸は受けられますか?
麻痺そのものが主なお悩みの場合は、訪問マッサージのほうが保険の対象になりやすいことがあります。ただし、麻痺にともなって腰や肩の痛みが出ている場合は、訪問鍼灸の対象になることもあります。お体の状態をお聞きしたうえでご案内します。
鍼は痛くないですか?マッサージのほうが安心な気がします。
使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、「思ったより痛くない」とおっしゃる方がほとんどです。刺さずに当てるだけの鍼や、お灸を中心にした施術もできます。初回の体験は無料ですので、実際に受けてみてからご判断いただけます。
どちらも介護保険の限度額に影響しませんか?
どちらも健康保険(医療保険)のサービスのため、介護保険の限度額には影響しません。介護保険のサービスを使い切っている方でもご利用いただけます。
まとめ
- 訪問鍼灸と訪問マッサージは、必要な国家資格が異なる別々のサービス
- 鍼灸は痛みが中心のお悩み、マッサージは麻痺や関節拘縮が中心のお悩みに行われることが多い
- どちらも医師の同意書が必要で、同意書は別々
- どちらも介護保険の限度額には影響しない
- 当方は、はり師・きゅう師の資格で施術を行っており、マッサージは行っていない
- どちらが合うか迷ったら、主治医・ケアマネジャー、または当方にご相談ください
- 丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町に訪問対応しています
通院が難しくても、あきらめる必要はありません
まずはお気軽にご相談ください
相談無料・訪問エリア確認のみでもお気軽に|香川県中讃地域(丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町)