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パーキンソン病の方へ|自宅で受ける訪問鍼灸 パーキンソン病にともなう肩・腰の痛みや冷えに。薬の効いている時間に合わせて伺います。できること・できないことを正直にご説明します。

「薬が切れてくると体が動かなくなって、通院の日は朝から気が重い」「肩や腰がいつもこわばっていて、つらそうにしている」——パーキンソン病の方やご家族から、こうしたお話を伺います。

パーキンソン病は、体の動きにくさだけでなく、筋肉のこわばりからくる肩・腰の痛みや、冷え、便秘など、さまざまな不調をともなうことがあります。

このページでは、パーキンソン病の方がご自宅で受けられる訪問鍼灸について、できることとできないことを正直にご説明します。丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町にお住まいの方が対象です。

1. パーキンソン病と在宅での暮らし

パーキンソン病は、手のふるえ、動作がゆっくりになる、筋肉がこわばる、体のバランスがとりにくくなる、といった症状が特徴の病気です。国の指定難病のひとつで、主に50歳以上で発症することが多いとされています。

病気の詳しい説明は、難病情報センターの解説ページが参考になります。

▶ パーキンソン病(指定難病6)|難病情報センター

ご自宅での暮らしで困りごとになりやすいのは、次のような点です。

  • 筋肉のこわばりから、肩・首・腰が痛む
  • 前かがみの姿勢が続き、背中や腰に負担がかかる
  • 手足が冷えやすい
  • 便秘が続きやすい
  • 動き出しにくく、横になっている時間が長くなる

2. 通院そのものが負担になる理由

パーキンソン病の方にとって、通院はそれだけで大きな負担になることがあります。

薬の効き目に波がある薬が効いている時間と切れてくる時間で、動きやすさが大きく変わります。通院の時間帯が合わないと、移動そのものがつらくなります
すくみ足・転倒の不安歩き出しや方向転換で足が出にくくなり、外出先での転倒が心配になります
待ち時間の負担長く座って待つことで、こわばりや痛みが強くなることがあります
付き添いの負担ご家族が仕事を休んで付き添う必要があることも少なくありません

訪問鍼灸であれば、体が動きやすい時間帯に合わせて、ご自宅で施術を受けていただけます。

3. 訪問鍼灸で行うこと・できないこと

できないこと

まず、はっきりお伝えしておきます。

  • 鍼灸で、パーキンソン病そのものの進行を止めることはできません。
  • お薬の代わりにはなりません。服薬の内容や量は、必ず主治医の指示に従ってください
  • ふるえや、すくみ足そのものを治すものではありません

行うこと

そのうえで、訪問鍼灸では、病気にともなって起きている体のつらさに対して、次のことを目的として施術を行っています。

こわばりにともなう痛みをやわらげる肩・首・背中・腰など、筋肉のこわばりからくる痛みをやわらげることを目指します
血のめぐりをうながすお灸で手足やおなかを温め、冷えによるつらさをやわらげることを目指します
楽な姿勢を一緒に探す寝るときや座るときに、体の負担が少ない姿勢をご案内します

脳梗塞の後遺症と同じように、訪問リハビリなどほかのサービスと並行して利用される方も多くいらっしゃいます。組み合わせ方の考え方は脳梗塞・脳出血後のリハビリに訪問鍼灸が選ばれる理由でもご紹介しています。

⚠️ 効果の感じ方には個人差があり、変化を感じられない場合もあります。訪問鍼灸は、主治医の診療をやめて切り替えるためのものではありません。神経内科などでの治療を続けながら、その合間の体のつらさを支えるためのものとお考えください。

4. 健康保険は使えるのか

鍼灸で健康保険(療養費)が使える代表的な疾患は、神経痛・リウマチ・腰痛症・五十肩・頸腕症候群・頸椎捻挫後遺症の6つです。パーキンソン病そのものは、この6つには含まれていません。

ただし、パーキンソン病の方がこわばりから腰痛や肩の痛み、神経痛などを抱えている場合は、その症状について医師が鍼灸の必要性を認めれば、保険の対象になることがあります。対象になるかどうかは主治医のご判断です。

負担割合通常1回初回のみ
1割422円654円
2割844円1,308円
3割1,266円1,962円

※ 健康保険が適用された場合の金額です。はり・きゅう併用(2術)に電療料を含んだ、1回・お一人さまあたりの金額です。交通費はいただきません。

保険の対象にならない場合でも、自費での施術は可能です。同意書については健康保険で鍼灸を受けるための同意書の取り方で詳しくご説明しています。

💬「薬の効いている時間に来てもらえる?」といったご相談も歓迎です

体が動きやすい時間帯に合わせて訪問の時間を決めることができます。保険が使えそうかどうか、どのように始めればよいかも含めて、まずはお気軽にお尋ねください。ご家族からのご相談だけでも構いません。お電話の際には、「ホームページを見て、電話しました。」とお伝えください。

電話 9:00〜18:00(土日祝休み)/LINEは24時間受付

5. 施術の際に気をつけていること

訪問の時間帯お薬が効いていて体が動きやすい時間帯に合わせて伺うようにしています
転倒への配慮施術の前後に体勢を変えるときは、必ずそばで支えます。無理に起き上がっていただくことはありません
立ちくらみへの配慮寝た姿勢から急に起き上がると、血圧が下がってふらつくことがあります。ゆっくり体を起こしていただきます
刺激の強さお体の状態を見ながら、刺激の少ない方法から始めます

🗾 丸亀市内の方へ:飯山・綾歌など市内全域対応しています。坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町にも訪問します。ベッドに寝たままの姿勢でも施術できます。

6. すぐに受診が必要なサイン

次のような変化があった場合は、鍼灸ではなく主治医への連絡・医療機関の受診を優先してください。

急に動けなくなった数日のうちに動きが大きく悪くなった場合は、薬の調整や別の病気の可能性があります
発熱をともなう感染症などで一時的に症状が悪化していることがあります
飲み込みにくさが急に強くなったむせることが増えた場合は、誤嚥性肺炎を防ぐためにも早めの相談が必要です
転んで頭を打ったその場では元気でも、時間がたってから症状が出ることがあります
幻覚や混乱が急に増えた薬の影響などの可能性があり、主治医への相談が必要です

施術の際にこうした変化に気づいた場合は、ご家族とケアマネジャーへすぐにご連絡します。

7. よくある質問

鍼灸を受ければ、薬を減らせますか?

いいえ。お薬の内容や量を決めるのは主治医です。鍼灸を受けることで薬を減らせるとお約束することはできませんし、ご自身の判断で服薬を変えることは絶対に避けてください。

ふるえがあっても鍼を刺して大丈夫ですか?

ふるえの状態を見ながら、安全に行える方法を選びます。刺さずに当てるだけの鍼や、お灸を中心にした施術もできます。無理はしませんので、ご不安なことは遠慮なくお伝えください。

訪問リハビリと一緒に受けられますか?

はい。訪問リハビリやデイサービスなど、ほかのサービスと並行して利用される方は多くいらっしゃいます。スケジュールはケアマネジャーと相談しながら調整します。

介護保険の限度額に影響しますか?

影響しません。訪問鍼灸は健康保険(医療保険)のサービスで、介護保険とは別の枠組みです。介護保険のサービスを限度額まで使っている方でもご利用いただけます。

難病の医療費助成(受給者証)は使えますか?

取り扱いは制度や保険者によって異なるため、一律にはお答えできません。受給者証をお持ちの場合は、初回にお見せいただければ確認のうえご案内します。

まとめ

  • パーキンソン病は、こわばりからくる肩・腰の痛みや冷えなど、さまざまなつらさをともなうことがある
  • 訪問鍼灸はこわばりにともなう痛みの緩和・血流の促進・楽な姿勢の工夫を目的とする
  • 病気の進行を止めることはできず、薬の代わりにもならない。服薬は必ず主治医の指示どおりに
  • パーキンソン病そのものは保険の6疾患に含まれないが、腰痛や神経痛などがあれば医師の判断で対象になる場合がある
  • 体が動きやすい時間帯に合わせて訪問できる
  • 効果の感じ方には個人差があります
  • 丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町に訪問対応しています

通院が難しくても、あきらめる必要はありません
まずはお気軽にご相談ください

相談無料・訪問エリア確認のみでもお気軽に|香川県中讃地域(丸亀市・坂出市・善通寺市・宇多津町・多度津町)